さらば熱男! サンキュー・ベリー・マッチ!! 巨人松田宣浩内野手(40)が引退試合に「6番三塁」でスタメン出場し、東京ドームに熱気をほとばしらせた。2打席無安打もおなじみの“ケンケン”を披露し、守備では軽快に打球をさばいた。5回の最終打席の直後には、岸田が2号ソロを放ちベンチ前でチーム全員による“熱男ポーズ”を共演。試合後の引退セレモニーでも、涙のスピーチとともにスタンド一体となって熱男ポーズを2度展開した。胴上げではソフトバンク時代の背番号と同じ5度、宙を舞い、熱気覚めやらぬまま、ユニホームを脱いだ。
以下、スピーチ全文
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まず始めに、私のためにこのようなセレモニーを用意していただいた、原監督さん、コーチのみなさん、本当にありがとうございます。球団関係者の皆さまには1年しかプレーしてない私に、このような素晴らしいセレモニーを用意して頂き感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。今日でプロ野球選手として最後の日となりました。今シーズン限りでユニホームを脱ぎます。原監督さんと球団関係者のみなさまとのご縁で、読売ジャイアンツの一員として今年1年プレーすることができました。結果は出なかったですが、これまでやってきたことを信じて、元気を出して一生懸命頑張ってきました。
読売ジャイアンツ1年、福岡ソフトバンクホークス17年、この18年という期間は私のにとって夢のような時間でした。本当にありがとうございました。
私はジャイアンツに入団して2つの思いをかなえさせていただきました。まずは40歳までプレーするということです。プロ野球に入ったころ、とにかく40歳までプレーする。その目標を立て、今回目標を達成することができました。
もう1つはプロ野球選手ですから、誰もが野球少年で、必ず憧れであったり、応援してる選手がいたと思います。私の家族は家族全員がジャイアンツファンで(球場笑いと拍手)子供のころ、ご飯を済ませ、勉強を済ませ、野球を終わらせて、テレビの前でジャイアンツを応援していました。東京ドームでジャイアンツの選手としてプレーすることに小さい頃、本当に憧れていました。
原監督さんの引退試合のホームランは今でも記憶に残っています。当時小学生でした。監督さん、本当にありがとうございました。(原監督笑顔)
18年間という間、たくさんの方と出会い、たくさんの方に支えられてここまでプレーすることができました。この場をお借りして、感謝の気持ちを伝えたいなと思います。
まずは両親です。父には野球というスポーツを最初に教えていただき、本当にうれしく思いました。母には40歳までプレーする丈夫な体に生んでいただき、育てていただきました。本当にありがとうございました。これからもですね、たくさんの孫たちがいるので、孫とゆっくりいっぱい遊んでください。
そして家族です。妻とはプロ野球生活のスタートから最高のパートナーとしてスタートしました。今年は単身ということもあり、子供のことを全部任せきりになってしまいました。昨年までは、試合が終われば食事を済ませ、2人でバッティングのことを反省しました。ああでもない、こうでもないと2人で反省しながら次の日の試合に挑んできました。本当に妻の存在が私にもパワーになりました。これからもよろしく、本当にありがとうございました。
2人の子供たちへ。とにかく毎日笑顔で接してくれて、本当にパワーをいただき、毎日会うことによって熱男の充電ができました。これからは1人の父親として、しっかりサポートされる側からサポートしていく側へ回りたいなと思います。これからもよろしく。本当にありがとう。
もう1人は双子の兄です。小学校、中学校、高校と同じユニホームを着て、同じ目標に向かって野球していました。常に兄が1つ前の存在でした。兄のおかげで今日までプレーすることができました。双子の兄として、これからもよろしくお願いします。
熱男という言葉にも感謝の気持ちを伝えたいと思います。熱男という言葉に出会い、ジャイアンツでも熱男という言葉とともに頑張ってきました。今でも私の大好きな言葉です。これからもよろしく。ありがとう。(場内笑い)
ジャイアンツファンの皆さんへも感謝の気持ちでいっぱいです。1年しかプレーしていない私に、東京ドームでもジャイアンツ球場でも常に大きな声援をいただきました。本当にうれしかったです。ありがとうございました。
ファンの皆さんに2つお願いがあります。ジャイアンツには目をギラギラ輝かせて頑張っている選手がたくさんいます。私も若い頃、ファンの皆さんの声援で成長することができました。来シーズン以降、そういった選手たちの成長もファンの皆さんの声援で変わってくると思います。選手を温かく見守ってあげてください。
長(長野)さん、(坂本)勇人、丸くん、(小林)誠司、菅野くん。侍ジャパンで同じユニホームを着て頑張ったメンバーと、またジャイアンツのユニホームでプレーできたこと、本当にうれしく思います。ありがとうございました。これからも自分らしく頑張っていってください。(場内笑い)
もう1つあります。私はジャイアンツのユニホームを着て、この東京ドームでホームランを打って熱男をするという夢を持ちながら練習しました。この夢に関してはかなうこともできず、現役を終えますが、最後、皆さんで最高の熱男をやりたいなと思います。私がせーのって言うので、右手を高く上げてやっていただけたらうれしいと思います。よろしいですか? よろしくお願いします。最高の熱男をよろしくお願いします。いきます。せーの! 熱男(場内も「熱男!」)
今日を持ちまして現役を引退します。ユニホームを脱ぎます。私の野球人生、皆さんのおかげで本当に熱く幸せな男、松田宣浩にしていただきました。本当に18年間ありがとうございました。
(場内松田コールに熱男涙)



