広島小園海斗内野手(23)が、自身初のクライマックスシリーズでの貢献を誓った。

今日4日に巨人と戦うDeNAの戦績次第で、2位か3位かの順位が確定。本拠地・マツダスタジアムか敵地・横浜のいずれかで、広島はDeNAとファーストステージを戦う。「自分のプレーを恐れずに一生懸命やるだけかなと思う」と意欲をみなぎらせた。

プロ5年目で初めて臨むCSの短期決戦。「(CSが)どんな感じかも分からない。入りが大事かなと思うんですけど」と未知の舞台を想像する。「1本出れば気持ちが楽になるんじゃないかなと思うんですけどね。硬くならず、やれたらいい」。14日の初戦でバットで快音を響か、ペースをつかむ。

シーズン序盤は苦しんだ。1番遊撃で先発出場した3月31日の開幕ヤクルト戦(神宮)は、4打数無安打。4月16日ヤクルト戦(マツダスタジアム)で代打でシーズン初安打を打つまで、出場8試合、17打席を要した(1試合は遊撃守備のみ)。安打は続かず、同21日に出場選手登録を抹消された。だが7月4日の再昇格後は攻守でチームの力になった。初のスタメン3番に座った8月15日阪神戦(マツダスタジアム)では4号2ランを含む3打点で、チームの連敗を6でストップ。シーズン最終戦となった今月1日の阪神戦も6号を含む3打点で、リーグ王者に食らいついた。

「前半戦は全然、1軍の舞台で活躍できなかったので。最後こう、チームのためにできたらいいと思う。それは強い意識を持って」と貢献への思いを強くする。

ファーストステージを勝ち抜き、阪神が待つ甲子園へ。「野球は何があるか分からないですし。最後まであきらめずにやるだけかなと思う」と、下克上の天下取りに挑む。

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