中日は5日、岡野祐一郎投手(29)、伊藤康祐外野手(23)、松田亘哲投手(26)に名古屋市内の球団事務所で戦力外を通告した。

岡野は聖光学院から青学大、東芝を経て19年ドラフト3位で入団。今季は15試合にリリーフ登板し、防御率5・73の成績に終わった。4年間の通算32試合3勝7敗、防御率7・23。「どこも体は痛くないし、万全な状態。現役を続けたい」と、現役続行を望んだ。

伊藤は17年に中京大中京から17年ドラフト5位で入団。今季は34試合3安打、打率1割5分で、6年間の通算101試合5安打2打点、打率1割6分5厘に終わった。今後については「トライアウトを受けようと思う」と、他球団での現役続行を検討していることを明かした。

松田は旧帝大の名大からのプロ1号として19年育成ドラフト1位で入団した。1年目は体力不足、故障に苦しんだが、今季は2軍で12試合に登板、防御率6・97。2軍で通算54試合に投げ0勝5敗で、育成契約のまま中日のユニホームを脱いだ。中日での4年間について「今まで自分が経験してた世界とは、厳しい野球界でやってきた人と、考え方とかも違った。そういう部分に触れられた。新しいものが多く、こういう考え方もあるんだとカルチャーショックを受けた」と振り返った。今後については「(電話をもらって)昨日の今日なので、まだ考えていない」と、現役続行については未定とした。

【一覧】プロ野球12球団 戦力外 退団 移籍 引退選手など>>