今季はリリーフで10試合に登板した西武大曲錬投手(25)が、フェニックスリーグのオリックス戦で4イニングを投げた。

先発した羽田の後、2番手として4回から登場。「シーズン中、イニングをまたぐことがあまりなかったので、その練習も兼ねて」という意識でマウンドに上がり、アウトを重ね続け「あそこまで長くないと思ってました」と苦笑いしつつも、4イニングを1安打1四球のみで無失点に抑え、5奪三振と力も見せた。

今季は150キロ超の鋭い直球で開幕1軍入りを果たしたものの「今年絶対にアピールしないといけないという状況のスタートだったので、前半からぶっ飛ばしでグーンと投げてたんですけど」と試合を重ねるにつれ球速ダウン。「もうちょっと投げたいという欲はありました」と話しながら、現実的には2軍調整が長くなった。

「それじゃ1年間持たないかなと思って、最後の力感だけピッて入れられるように。どこまで、ギリギリまで力を抜いて投げられるか。そのフォームをチェックしています」

この日もイニング間のたびに振り返りを行い、次のイニングへ向かった。

準硬式野球出身で話題になった右腕も、来季で4年目を迎える。

「はい上がるように。来年結果を残さないと。そこは危機感は感じてます」

フェニックスを絶好の機会と捉え、投げまくっている。【金子真仁】

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