所用でマツダスタジアムを訪れた秋山翔吾外野手(35)が22日、フルシーズン完走のため今オフも追い込んでいく。

日本球界復帰後初めてフルシーズンを戦った今季は右ふくらはぎ痛もあり、115試合の出場に終わった。CSでは先発を外れる試合もあり、ファイナルステージ2戦目は8回の4打席目に代打を送られ、広島2年目のシーズンを終えた。

「とにかく試合にたくさん出たい、という思いが今年は余計に強い。(シーズンを)最初から迎えた結果を含めると、もっと試合に出たいという悔しさや欲が残って終わった」

昨オフから「アクセルを踏む」と追い込み、シーズン中も続けてきた。負傷離脱した反省もあったが、そこで見えたものもある。収穫と課題を今後に生かす。

「ガツガツしたベテランを見るのは痛々しいかもしれないけど、僕の中では不安ばかりで野球をやっている。ちょっとずつ計画を立ててやっていこうかなと思うと、もう時間がないなと」

30日からの秋季練習や秋季キャンプは免除される立場にあるが、頭の中はすでに来季へ向いている。外野の一角を守るのではなく、奪い取るため、来週にも廿日市市内の大野練習場を中心に再始動する。【前原淳】

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