パ・リーグの9・10月度「大樹生命月間MVP賞」を受賞したソフトバンク周東佑京内野手(27)が24日、ペイペイドーム内で会見した。

周東は17年ドラフト育成2位で入団。プロ6年目で初受賞となり、育成出身の野手でも初めてとなった。「素直にうれしいです。多くの方々がいる中で(育成野手出身として)初めて取れたのは非常にうれしいこと」と笑顔で話した。

9、10月は26試合に出場。34安打、1本塁打、8打点。打率3割3分の好成績を残し、12盗塁を決めて20年以来、自身2度目となる盗塁王(楽天小深田と同時受賞)のタイトルも手にした。「(チームの)順位が決まっていない中で、気持ちを高ぶらせながら行けたのがよかった。(盗塁は)もっと走れたと思う。もっと走れればチームの勝つチャンスを広げられたと思う。(盗塁は)うれしいというより、もっとできたんじゃないかな、というのをすごく感じています」と喜びと同時に悔しさもにじませた。

今季はWBC日本代表で世界一を経験。開幕からリードオフマンとして定着するはずが、打撃不振もあって期待に応えられなかった。「満足いく成績が残せていないので、もう一度勝つことに対してしっかりチャレンジしていきたい」と、来季への雪辱も誓った。

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