阪神梅野隆太郎捕手(32)が、日本一へ王手をかけた一戦でベンチ入りした。左手首付近に死球を受け骨折の診断を受けた8月13日のヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来、約3カ月ぶりの1軍ベンチ。歓喜の瞬間へ向け、岡田彰布監督(65)がサプライズを用意した。

梅野は左尺骨骨折で2軍調整を続けてきた。レギュラーシーズンでは31人までだった登録枠が、日本シリーズでは40人まで拡大したことで、1軍へ招集。ここまで5戦はベンチ入りすることはなかったが、試合前にはダッシュをこなすなど、メンバーとともに汗を流してきた。

岡田監督は第4戦で左脇腹筋挫傷から復活した湯浅京己投手(24)を電撃起用。「1球火消し」成功を導き、その後のサヨナラ劇につなげている。指揮官はその際「ムードが変わると思った」と話しており、梅野の“起爆剤起用”もあるか、注目される。

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