西武ドラフト2位の大商大・上田大河投手（21）が、大阪・東大阪市内の同大学で指名あいさつを受けた。
エースと主将を務めた大学通算22勝の右腕が、自慢のタフさを前面に戦う。「先発で勝つことも大事ですけど、中継ぎでも抑えでも、球団に一番貢献できるポジションで」。大学時代同様、頼もしさと柔軟な姿勢で勝負する。
潮崎哲也球団本部編成グループディレクターは「ポテンシャルの高さを感じる、非常にいい投手。オールマイティーなところですね、先発、リリーフ、なんでもこなせるところで高い評価をさせていただいた」と語った。
自身は、サウナ好きの一面を持つ。また、大学日本代表チームメートで同じくサウナ好きの蛭間拓哉と再び同じユニホームを着る。
蛭間が所属する、同球団サウナ部はグッズ販売が決定した。「全然サウナ部とまでは行かないですけど」と謙遜したが、西武・野口聡夫広報部アシスタントマネジャーの「寮にサウナあるよ」の声に、一段と瞳を輝かせた。「本当ですか。うれしいですね。もう寮に引きこもります」。
若獅子寮で人生初の寮生活を始める右腕。自慢のタフさの裏で、学生時代から変わらない気分転換方法が、プロでの支えになるかもしれない。【中島麗】
