オリックスから金銭トレードで移籍した巨人近藤大亮投手(32)が16日、都内の球団事務所で会見した。

回転数の多い150キロ超直球が武器の右腕。「目標は阿部監督を日本一の監督にすること。監督が行けと言われる場面ではどんな場面でもいきますし、優勝に貢献できればいいなと思います」と決意表明した。吉村編成本部長からは「昨年ぐらいから注目してました。8回、9回をしっかりと経験の中で抑えてくれる。うちにはいないタイプの選手ですし、うちには一番必要な経験もある」と勝ちパターンの役割を期待された。年俸は4200万円となる。

堺市出身で浪速高、大阪商大、パナソニック、オリックスで関西で過ごしてきたが、幼少期から巨人ファンだった。家では巨人戦のテレビ中継を見ながら育った。選手の下敷きもたくさん持っていた。松井秀喜、上原浩治、高橋由伸、もちろん阿部監督も。「2週間違う選手の下敷きを使ってもまかないきれるぐらいの下敷きはありました」。新天地は大ファンだった球団。「どのバッターでも臆することなく、1球1球、闘魂込めて投げていきたいと思います」と球団歌を引き合いに抱負を語った。(金額は推定)