巨人重信慎之介外野手(30)が20日、母校の後輩たちに成功のタネをまいた。球団が行う社会貢献活動「G hands」の一貫で千葉・佐倉市内の染井野小を訪問。児童約230人を前に「失敗は成功のチャンス」と熱弁した。途中で「だから僕が言いたいのは…」と空を見上げた後に、ポケットからスマホを取り出しメモをカンニング。前日深夜まで考え抜いた内容をど忘れする失敗も、子どもたちの笑顔を誘う成功を収めた。

プレーでも1つの失敗から、成功率100%のきっかけをつかむ。8月17日の中日戦、2点を追う8回に代走で出場し、今季10度目の企図で初の盗塁死。「ずっと失敗してない中でシーズンが進むのは初めての年だった。自分自身初めての領域での失敗によって考えさせられた」と、10盗塁に終わったシーズンを振り返り、「盗塁成功率100%は強く意識したい」と力を込めた。