西武高橋光成投手(26)が23日、埼玉・久喜市内で「NPO法人日本捜索救助犬協会」が実施する訓練施設に訪問した。

愛犬家の高橋は、21年から公式戦1試合で2万円を寄付する支援活動を開始。今季から3万円に増額し、23試合で69万円の寄付となる見込みだ。支援活動4年目となる来年は「4万円かな。活躍して少しずつ増やしていけたら」とさらなる支援の意欲を示した。

高橋は2年連続で捜索訓練を体験。大きな箱の中に隠れ、「救助犬に助けてもらう役」を演じた。ジャーマンシェパードのエドくん(6)とキャバリアのコマちゃん(4)に1分もかからないうちににおいを嗅ぎ分けられ、発見された。見事な仕事ぶりに「こんなにかわいい子がやるときはちゃんとやる。かっこいいなと思いました」とすっかり懐いた救助犬は高橋の腕の中に収まっていたが、オンとオフの切り替え力に感服していた。

犬が人間の横にぴったりとついて歩く脚側行進のトレーニングも体験。犬と触れ合った際、投げたボールが一度敷地外に飛び出てしまうハプニングが起きるなど、強肩ぶりも披露した。

エンゼルスFAの大谷翔平選手(29)が、MVP受賞時に愛犬とテレビ出演した映像については「話題になってましたね。犬好きだったんだってびっくり」と笑顔で話した。

この日、高橋家で飼っているポメラニアンのパムくん(3)も登場。「もう1匹(7歳のティナちゃん)いるんですけどなかなか言うこと聞かないですね(笑い)家でできるしつけを教えてもらいました」と得た知識を愛犬にもそそぐ。

野球については「やっぱり優勝したい。日本シリーズで投げてみたい。大舞台でどれだけ力を発揮できるか。全部完投できるくらいの体をつくっていきたい」と力強く宣言。体力強化を図る高橋は、来月から米国で約3週間ほど動作解析などのトレーニングを行う予定だ。【佐瀬百合子】

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