現役時代の05年から始めた「小久保裕紀杯 学童野球大会」は今年で19年目を迎えた。

ソフトバンク小久保裕紀監督の地元、和歌山市内の4大大会を制した軟式の少年野球4チームによる“王座決定戦”の位置づけだ。「何か恩返しを、というところから始まった。これを続けてるがゆえに、和歌山の子たちは俺のことを分かってくれている。市内に根付いた大会になっているのでうれしいです」。少年少女たちのハツラツとした動きに目を細めた。

試合前には小久保監督がノッカーを務め、出場チームの投手と1打席限定で対戦する真剣勝負もある。「今日はええ当たりした方よ」。現役時代をほうふつとさせる左翼越えの打球を放った。今年は指揮官が小学校時代に在籍していた砂山少年野球クラブと、今福吹上少年野球クラブの連合チームが初優勝を飾った。

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