中日石川昂弥内野手(22)が26日、ナゴヤ球場で契約更改に臨み、1500万円から1500万円増の3000万円でサインした。

「2桁本塁打打ったり、規定打席立ったのは評価できるかな」。プロ入り初の規定打席到達、2桁アーチに満足したが、4番候補としての数字には物足りなさを口にした。

今季は121試合に出場し、初の2桁となる13本塁打、45打点、打率2割4分2厘の成績を残した。昨年5月に左膝靱帯(じんたい)を痛め離脱、再建手術からのリハビリで開幕1軍を逃したが、4月14日巨人戦(バンテリンドーム)で戦列復帰。主砲候補として85試合で4番に入ったが、打撃不振や頭部死球などからスタメン落ち、打順降格なども経験した。オフのみやざきフェニックス・リーグも帯同したが、古傷の左膝違和感から離脱。秋季キャンプも別メニュー調整で、終盤の本体に合流した。

オフはナゴヤ球場を中心に、1人でトレーニングを継続する。「スイングスピードを上げることを考えながらやりたい。スイングスピードが上がればもう少し楽に打てる」。来季の数字目標には20本塁打と、今季から倍増の90打点をにらむ。「(4番は)勝敗に直結するような打順。ここぞという場面で本塁打、長打が打てる打者。どんなときでもどっしりと構えるのが4番だと思う」。来季、不動の4番打者襲名へ意気込んだ。(金額は推定)

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