ヤクルトから戦力外通告を受けた成田翔投手(25)が26日、埼玉・戸田球場で自主練習を行い、NPB以外での現役続行を明かした。

この日は小雨が降る中、同じく戦力外通告を受けた吉田、久保とキャッチボールとダッシュで体を動かした。トライアウト後、NPB球団からのオファーはなく、誘いを受けている社会人野球、企業傘下のクラブチームの練習に参加予定。現役続行に対して「生活していく上で、条件を見て。どっかで区切りつけないといけないので、やっても2、3年かなと僕の中で思ってます」と今後の人生を見据えている。プロとして8年間を過ごし「NPBに後悔はない」とスッキリとした表情で話した。

成田は秋田商から15年ドラフト3位でロッテに入団。在籍した7年間で15試合の登板にとどまり、昨年12月の現役ドラフトでヤクルトに移籍した。今季は3試合で防御率5・40の成績に終わり、10月2日に戦力外通告を受けていた。翌11月15日には12球団合同トライアウトに参加し、シート打撃では打者3人に対し、被安打0と好投していた。【黒須亮】