期待の新人が有名アイスと同じ系譜でロッテ入りした。ロッテのドラフト1位、明大・上田希由翔(きゅうと)内野手(22)が26日、横浜市内にある新横浜プリンスホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高、年俸1600万円で契約した。「千葉ロッテマリーンズさんの一員としての自覚が少しずつ湧いてきた。しっかり頑張らなきゃいけないなという気持ちです」と気を引き締めた。

好きなロッテのアイスは、実家でよく父と一緒に食べたレディーボーデン。寮の冷蔵庫にも常備しており「隙があれば食べていました」と笑顔を見せた。実はレディーボーデンはかつて、明治乳業がライセンス契約をしていたが、94年にロッテとライセンス契約を結んだ過去を持つ。偶然にも同じ“明治”-ロッテの経歴となった。

目標の選手には明大(-日本ハム)-ロッテと同系譜の先輩・岡の名前を挙げた。東京6大学で通算74打点、歴代単独4位の記録を作った強打者の上田は「岡大海選手のように勝負強さだったりいろんな対応力がある選手になりたい」とレベルアップを誓った。

未来の4番候補は「開幕1軍を目指して頑張りたい」。キュートな名前とは裏腹に、アイスのようにクールに一軍入りを狙う。【星夏穂】

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