中日福谷浩司投手(32)が28日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、200万円減の2000万円で更改した。今季3勝4敗の右腕は1時間を超える交渉時間の大半を若手選手のモチベーションアップにかかわる話に費やしたことを明かした。

20年には球団にビジョンの有無を問いかけて保留した経緯がある。「その時から変わらないのですが、若い選手がどうやったらモチベーション高くなってこの契約を終えられるか、というような話をさせていただきました」と交渉の内容を説明した。

具体的にはドラフト1位ルーキーの仲地らが昇給を勝ち取るための条件などを聞いたという。「お金のことだけではなく、どうやったら若い選手たちが満足できる環境ができるのか、といった話もさせていただいた。(問いかけは)投げ続けるしかないと思っている。今回、(自分は)ダウン提示で立場は弱いのかもしれないですが、その選手でも言い続けることは大事」と意図を明かした。(金額は推定)

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