西武中村剛也内野手(40)が“複数年”の期待を掛けられた。2日、5000万減の来季年俸1億5000万円でサイン。「1年契約です」。現役最多471本塁打のおかわり君も40代に入り、より1年1年の重さが増してくる。

500本塁打の大台まで残り29本だ。「(渡辺)GMに言われたのは、来年20本打って、その次の年に9本、みたいに。自分の中では来年30本打つつもりでとは一応言ってきました」。単年契約ながら球団はその先も意識する、事実上の“2年契約”だ。

推定年俸では15年連続で億単位になる。「ぼちぼち稼がせてもらったので」。それよりも「もちろんまだ現役でやってますので目標ではあります」と本塁打王も狙う。今年、何度も不惑の40歳と問われた。

「不惑って何なんですか? 40歳迎えると、世間一般には不惑って言われるんですか?」

相変わらずの行雲流水、流れるままに。「複数年(契約)言ってこないですよ。不惑、ですよ」。おかわり節がさえたところで会見室をそそくさと後にした。まだ昼前。子どもの野球に行くらしい。(金額は推定)【金子真仁】

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