5年目のヤクルト浜田太貴外野手(23)が8日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、700万円増の2000万円でサインした。今季はキャリア最多の103試合に出場。打率2割3分4厘、5本塁打、22打点だった。「前半少し悪かったんですけど、後半ちょっとずつ上がってきてっていうシーズンだったので、来年は前半からいい結果を出せるように頑張りたいと思います」と話した。色紙には「勝」と目標を記した。「外野のポジションを一個取るという、レギュラー争いに勝つという意味で」とうなずいた。

オフは元ヤクルトの内川聖一氏(41)のもとで、自主トレを行う。「右方向だったり、インコースは引っ張ったりして、コースなりの打ち方を学べたらいいなっていうふうに思います」と吸収する。課題は確率アップ。「今年はボールに当たらなかったので、当たる打ち方を教えてもらいます」。過去に首位打者、最多安打を何度も獲得している同じ右打ちの大先輩から学ぶ。

来季は2桁本塁打、打率2割6分を目標数値に設定した。その上で「焦らずゆっくりと。打ちたい、打ちたいと思いすぎずに、冷静になっていければいいかなとたらというふうに思います」。持ち前の打撃力をアップし、定位置をつかむ。(金額は推定)