ソフトバンク大関友久投手(25)が13日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約交渉を行い、1000万円増の来季年俸5500万円でサインした。会見の冒頭では「来季から背番号を47番に変更することになりました」と、現在の42番から変わることを明かした。

今季は自身初の開幕投手を務め、7回無失点の好投。開幕5連勝に貢献したが、6月に体調不良で登録抹消された。通算17試合で5勝7敗、防御率2・92。来季からは元監督の工藤公康氏や杉内俊哉氏ら歴代の左腕エースが背負った背番号47を背負うことになり「チームのエースと呼ばれるようなピッチングを見せていきたい」と話した。さらには「将来的にはメジャーリーグに挑戦したい」と大きな夢を明かした。(金額は推定)

◆ホークスの背番号47 2人の名左腕が一時代を築いた。95年にFAでダイエーに加わった工藤公康は、97年から西武時代の47に変更。99年には最多奪三振と最優秀防御率の活躍で、福岡移転後のチーム初優勝に貢献した。捕手の城島健司を徹底して鍛えるなど、数字に表れない部分でもチームに足跡を刻んだ。工藤が00年に巨人へFA移籍した後は空き番で、01年ドラフト3位入団した杉内俊哉が背負った。在籍10年で103勝をマーク。最多勝と最優秀防御率を各1度、最多奪三振2度の活躍でエースとして君臨。11年オフに、巨人へFA移籍した。16年からはドラフト1位入団した高橋純平がつけ、今季限りで戦力外となった。