海外FA権を行使したロッテ田村龍弘捕手(29)の残留が13日、NPBから公示された。

今季は78試合に出場し、打率1割6分6厘、2本塁打。「ただ単に自分が今年成績残せなくて『FAします』って言ったところで、多分他球団興味ないと思う。それはもう自分でも認めてますし。逆に、僕が今年キャリアハイとか出してたら、もしかしたらFA宣言してたかもしれないですけど、ほんま素直な気持ちで言うと、そこが1番」と決断理由を明かしていた。

チームは今年2位。リーグ優勝、日本一へは届かなかった。「来年12年目になってまだ優勝したことないですし、日本シリーズにも行ったことがないので。今年、いろんなたらればがあると思うので、そのたらればがなくなれば、ちょっとでも近づけるんじゃないかなと思います」と優勝への思いを話した。

「生涯ロッテ宣言」をした漢、田村。「できれば40まで野球やりたいなと思っていますけど、今のままじゃできないと思うので。まぁ自分が満足できるまで、もう無理だなと思うところまで悔いの残らないようにやりたい」と最後の最後まで、ロッテを引っ張っていくつもりだ。