中日は22日、新外国人選手としてアレックス・ディカーソン外野手(33)を獲得したと発表した。米国出身で、左投げ左打ち、身長190センチ、体重104キロ。背番号は「94」。今季はメキシコリーグ、米独立リーグでプレー。独立リーグでは107試合に出場、26本塁打、91打点、打率3割1分4厘の安定した成績を残した。来年1月下旬に来日し、2月1日の沖縄キャンプからチームに合流する予定。

メジャーでは15年から22年にかけてパドレス、ジャイアンツ、ブレーブスでプレーした。メジャー通算は339試合、40本塁打、132打点、打率2割5分5厘。ジャイアンツ時代の20年のロッキーズ戦では1試合3本塁打、2二塁打と6打数5安打6打点を放っている。また21年エンゼルス戦では、大谷翔平から3打数3安打を放ちアピールした。「グランパ(おじいちゃん)」の愛称を持つディカーソンは球団を通じ、「中日でプレーすることを、とても楽しみにしています。子供のころから、日本でプレーすることが夢でした。素晴らしい文化、歴史に魅了されています」とコメントした。

球団首脳は「左打者で1発もある選手を探していた。三振も少ない」と獲得理由を説明。前巨人の中田、中島ら右の強打者を補強し、石川昂、細川ら右の大砲候補が居並ぶ打線でのバランスを鑑みた。中堅岡林、右翼細川に左翼固定が急務。大島、鵜飼、ブライトらとの定位置争いの刺激剤になる。

また同時に、マイケル・フェリス投手(30)、ウンベルト・メヒア投手(26)、オルランド・カリステ内野手(31)、フランク・アルバレス投手(24=育成契約)と来季契約を結んだことを発表した。育成契約のギジェルモ・ガルシア外野手(23)と、シーズン途中にチームから無断で離脱し、亡命報道が出たペドロ・レビーラ内野手(24)とは来季契約を結ばなかった。

 

【契約延長選手コメント】

◆フェリス「まず初めに神様に、そしていつも私のそばにいてくれる家族に感謝したい。中日球団、首脳陣の方々に、日本で私の能力を引き出すチャンスをいただけたことに感謝します。24年シーズンを中日でプレーできることを光栄に思います。自分の持てる力を十分に発揮し、チームの優勝に貢献できるようがんばります。ファンの皆さまに再会できる日を楽しみにしています」

 

◆メヒア「中日で再びプレーできること、うれしく思います。24年シーズンで、私には達成しなくてはいけないたくさんの目標があります。そして、中日が勝てるよう、全力でプレーしたいと思います」

 

◆カリステ「24年シーズン、ドラゴンズでプレーできること心からうれしく思います。現在は、ドミニカ共和国のウインター・リーグに参戦し、毎日しっかりと練習し来日に向けて準備をしています。来季は開幕からシーズン終了まで100%、チームに貢献できるよう、CS出場、そして優勝できるようチームに貢献したい」

 

◆アルバレス「今年以上にもっと練習、トレーニングをして、中日の勝利に貢献する、私の大きな夢をかなえたい。中日のことは心から大好きです。チームの仲間は家族のような存在です。だからこそ、死に物狂いで2桁の背番号になり、100%中日の勝利に貢献したいです」

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