西武の守護神争いは来季例年以上に激しくなる。20年最多セーブに輝くなど、通算194セーブ、今季19セーブを挙げた増田達至(35)を筆頭に、新たに入団が決まった前ヤンキースの右腕アブレイユも抑え候補の1人になる。松井監督は「いい競争になるのかなと感じている。最後を任せるわけですから信頼して、その投手でやられた時は仕方ないと思える投手」と条件を挙げた。

抑えの座を狙う若手もいる。7月に育成から支配下登録された豆田は今季16試合に登板。防御率0・59と安定していた。「9回というのはかっこいいポジション。そこを目指して頑張りたい」と目標に据える。さらに、かつてクローザーとして活躍した豊田投手コーチが現役時代に背負っていた背番号「20」を、来季から受け継ぐ田村も候補となる。「最後(抑え)を目指したい」と燃えている。