来シーズン5年ぶりV奪回を狙う西武はベストナインと、打撃タイトル奪取も1つの目標になる。今季、96年以来ベストナイン選出がなく、打撃タイトルの獲得もなかった。現役時代に遊撃で7年連続ベストナイン、3度の盗塁王、2度の最多安打に輝いた松井稼頭央監督(48)は「僕もタイトルを取りましたけど、打率、打点、本塁打の打撃3部門はとっていない。そこを取れる選手はすごいなと思う。ベストナインもそうですし」と来季選手の巻き返しを望んだ。

近年ベストナインには遊撃手部門で源田壮亮内野手(30)が4度(18~21年)選出されている。優勝した18年には源田をはじめ6選手、翌19年の優勝時には三塁手部門で選ばれた中村剛也内野手(40)を含む5人が名を連ねていた。

打撃タイトルでは山川穂高内野手(32)がソフトバンクに移籍したため、19年打点王の中村剛以来、今もチームに在籍する選手の中からは出ていない。ベストナインとタイトルについて松井監督は「本当に大きな自信になると思う。取り組みも変わってくるでしょうし、意識も変わるでしょうし。1年取れば、2年(続けて)取りたいと思う」と話した。【山崎純一】

【関連記事】西武ニュース一覧