西武松井稼頭央監督(48)が2人のベテラン野手へエールを送った。中村剛也内野手と、栗山巧外野手はともに40歳で、今季プロ23年目のシーズンを戦う。西武一筋の両選手は、19年以来5年ぶりのV奪回へ向けて大きな戦力になる。松井監督は「若い選手も非常に多いですから、そういう意味では精神的なところも含めて期待したい」と口にした。

「おかわり君」こと中村はこれまで本塁打王に6度、打点王4度に輝いている。プロ通算で471本塁打を放っており、節目の通算500本塁打まで残り29本。今年も代名詞の美しく高い放物線の本塁打に期待がかかる。

栗山は08年に最多安打、外野手部門で3度、指名打者部門で1度の計4度、ベストナインに輝いている。これまでに放った安打数は2120本。西武打線に欠かせない存在だ。

松井監督は昨季、中村を指名打者で74試合、栗山を同じく指名打者で37試合にスタメン起用した。今季については「体調も考慮しながら」と話す。「もちろん選手である以上はプレーヤーとして期待している。あれだけの経験、あれだけの実績を残してきた2人ですから」と期待は大きい。【山崎純一】