強力な“燕軍”を得て、チームを底上げする。ヤクルトが2月から始まる春季1軍キャンプで、元監督の古田敦也氏(58)、真中満氏(52)を臨時コーチとして招聘(しょうへい)する可能性が5日、高まった。実現すれば、古田氏は21年から4年連続、真中氏は昨季から2年連続となる。

既に両氏へ打診済みで、高津監督は「やっぱりヤクルトのOBとしてすごく影響力のある、チームを強くしてくれるおふたりだと思っているので。本当力を貸してほしいなと。いろいろうまくいかなかった23年ですけど、再建というか、もう1回勝つためのチーム作りを一緒に手伝っていただきたいなと、そういう気持ちです」と期待した。

捕手出身の古田氏、外野手出身の真中氏、現監督の高津氏は投手出身ということもあり、多角的な視点での意見交換が可能となる。高津監督は「いろんな知識というか、いろんな経験であったり、そういうのを間近に接せられることがすごく選手にとってはプラス材料だと思う」。球団史上初のリーグ3連覇を狙った昨季は、3年ぶりのBクラスとなる5位に終わった。知見を広め、巻き返しを狙う。【栗田尚樹】

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