中日大島洋平外野手(38)が8日、大阪・貝塚市にある日本生命スタジアムでの自主トレを公開した。昨季、2000安打を達成したベテランは大学・社会人を経てプロ入りした歴代最多2133安打の更新を視野に、長打力アップでの最年長首位打者を今季の目標に掲げた。

節目の数字をクリアしても向上心に衰えはない。39歳を迎える15年目のシーズン。目標を問われると「まずはそこを目指したい」と元ヤクルト宮本慎也が残す大学・社会人出身の歴代1位への挑戦を明言。さらにあと112本とするこの記録をクリアした上で「1年を通して200本打てればいい。その中で首位打者も取れていない。そこを目標にしたい」とさらなる高みを最終目標に掲げた。

偉業達成のカギは右足親指にある。22年4月の阪神戦で右膝に死球を受け、約1カ月離脱した。その際、神経断裂した影響が今も残っているという。「治ってはいるが、うまくコントロールするという意味では物足りない。逆方向に強い打球がいかなくなった。もう1回、強い打球で外野の間を抜けるように右足の親指に体重が乗ることを意識している」。新たな打撃スタイルで長打を増やし、チームの勝利に貢献する覚悟を示した。

【関連記事】中日ニュース一覧