阪神坂本誠志郎捕手(30)が11日、甲子園での自主トレを公開した。ランニングや階段ダッシュ、キャッチボールなどで約4時間。「もう野球モードというか。新しいチャレンジは始まっていると思うので。そこに向けて、しっかり準備したいと思います」と表情を引き締めた。

球団初の連覇がかかる、プロ9年目の来季。今オフは、これまでの8年間とはまた違うプレッシャーも感じていた。「いつも不安は大きいんですけど、日に日に不安が大きくなっていく。結果が出てチームとしていい思いをしたんですけど、その分同じところを求められたり、同じように居続けないといけない」。

不安を打ち消すため、自主トレや2月の春季キャンプでは「やるしかない」。沖縄で技術を磨く時間を割くためにも、キャンプインまでに体力面を仕上げる意気込みだ。

「走れないとしんどいというのは毎年感じている。キャンプに入ってから『体力頑張らないと』と言っていると、もう遅い。技術もですけど、体力をしっかり作って2月に臨みたい」

今年のテーマを問われると「チャレンジ」と答えた。「とにかく前に前に。もっと成長したいという欲ですかね」。

進化の来季へ、まずは体を仕上げていく。