巨人喜多隆介捕手(25)が11日、川崎市・ジャイアンツ球場で自主トレを行い、1日の能登半島地震を受け、決意を新たにした。

喜多は日本海に面する石川・小松出身。同日は実家で親族が集まっていたところを震度5強の揺れが襲った。津波警報が発令され、高台に避難。親族は無事だったが「家の外壁にひびが入った」と被害を明かした。

プレーで勇姿を届ける。大きな被害を受けた能登半島には知人がおり「お風呂とかも入れてない状態がずっと続いてたって聞いた。普通に生活できるのは当たり前じゃない」と話した。被災後の自主トレは母校・小松大谷で行い、「高校の監督も、こういう状況でも施設を貸してくれたりしてたので、本当に僕は野球で頑張って勇気づける」と力を込めた。

覚悟のシーズンを迎える。3年目の昨季は1軍出場なし。「ダメだったら、今年でもう終わってしまう」と危機感を口にした。「与えられた1打席とか、1試合の結果にこだわりたい。チームが必要になった時にパッと出せるような選手になりたい」と闘志を燃やした。

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