守護神死守へ、日本ハム田中正義投手が新球習得に励んでいる。

千葉・鎌ケ谷でブルペン入りし、変化球を交えて約40球を投げ込んだ。「三振取れるわ」「めっちゃいい!使える」と声を上げながら試したのが、鋭角に曲がるスイーパー。昨春のWBC決勝で現ドジャース大谷が、米国のトラウトを三振に仕留めて世界一を決めた球種だ。「速くて大きく曲がる変化球がいいに決まってるんで。140キロ台を目指したい」と今年から投げ始めた。

昨季はソフトバンクから加入1年目で25セーブを挙げ、飛躍の年となった。新戦力の補強も進んでいるが「そこ(9回)を任されるようなボールを投げていきたい。1年間1軍で、勝ち試合で投げ続けられるように」。秋から取り組んでいるジャイロ回転のフォークも、入念に確認。直球は1月半ばにして147キロを計測した。「まだまだ。しょぼいんで、頑張ります」。抑えの座は譲らない。

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