ソフトバンク小久保裕紀監督(52)が都内で行われた12球団監督会議に出席し、タブレット端末(通信機器)を試合中のベンチに持ち込めないか提案した。主に直前の打撃結果などを映像で確認することが目的。「MLBでは大谷翔平選手が常に打席のチェックをしているじゃないですか。そういうのはどうなのか」と初出席ながら積極的に意見を述べた。

フリートークの中で巨人桑田2軍監督も同様の意見を述べていたという。「時代に合わせた変更、改善。全ては強いチームを作るためであり、いい選手を育てるのは、今日ここに来ている人たちの共通のこと。そのためにどうするかっていう議論。そういう話はさせてもらいました」。球団でもタブレットはフル活用しており、時代の流れに沿う考えを明かした。

座長の阪神岡田監督が提言した「試合中に各審判員に対して選手があいさつを行うことの是非」にも言及。「自然の感じならいいですけど」と前置きし「試合が始まってから、不自然な行き過ぎたあいさつは気になると岡田監督は言われてた。まさにその通り」。相手のベースコーチに対する過度なあいさつも例に挙げ「あんまり美しいものではないね、あれはね」と持論を述べた。【只松憲】