中日石川昂弥内野手(22)が21日、沖縄キャンプ対外試合初戦の出場に照準を合わせた。

昨秋の宮崎フェニックス・リーグ中、一昨年手術した左膝の違和感でリタイア。秋季キャンプをほぼ別メニューで終えたこともあり、2月からの沖縄春季キャンプは2軍スタートとなった。キャンプでの対外試合初戦は2月10日の2軍練習試合、沖縄電力戦(読谷)。「今(膝は)問題ないです。ちゃんと動けるのが一番。(練習試合初戦も)いけると思う」。絶好の1軍昇格チャンスに燃えている。

愛知県内で自主トレを継続中。スイングスピードの安定をテーマに、打撃練習と同時に体力強化にも力を入れる。昨季は85試合で4番を務め、初めて規定打席に到達。自己最多で初の2桁到達となる13本塁打もマークした。「僕はいい時で(スイングスピードが時速)120キロから125キロの間。いい時の平均値をずっと出しておきたい」。6月に連戦の疲れからスイングスピードが110キロ台に落ち込んだ経験を糧に変え、真の4番としての飛躍を狙う。

この日は地元CBCテレビの中日情報番組「サンデードラゴンズ」に生出演。巨人から移籍した中田から「(石川昂が)すごいバッターになるんだろうな。これからが楽しみ。もっと威圧感があってもいい」と動画メッセージを送られた。「打てば(威圧感も)出てくると思う」。2月の今季初陣へ気合十分だ。【伊東大介】

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