阪神湯浅京己投手(24)が22日、大阪・堺市内のグラウンドで自主トレを公開し、新フォームでの投球を披露した。今月9日に渡米し、約10日間アトランタやロサンゼルスでトレーニングを敢行。ブルペンで1球1球映像を確認するなどフォームの動作解析などを行い、改良に努めた。

「体になるべく負担が来なかったり、もっと力が伝わりやすいフォームを、動画を撮りながらアメリカで話し合いました」

上げた左足を止めずに、一連の動作で投げきるなどの新フォーム。この日はマウンド上から約6割の力感で11球。スムーズになったフォームをお披露目した。

今回の渡米から重さの違う「プライオボール」を使ったトレーニングも本格的に導入し、この日も取り組んだ。米国では昨年3月のWBCで共闘したパドレスのダルビッシュ有投手(37)とも再会。「今シーズン中にいろいろ気になった部分で、考えを教えてもらった」と明かした。

昨季は右前腕や左脇腹の筋挫傷で離脱。今季の目標として色紙に記したのは「フル回転」だ。

「やっぱり去年はケガで、なかなかうまくいかないことが多かった。今シーズンこそシーズンを通してフル回転できるように。しっかり自分の力をシーズン中に発揮できるように。チームの優勝に貢献できるように頑張りたい」

米国でつかんだ収穫を携え、シーズン完走を目指す。

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