ソフトバンクは25日、2024年シーズンのチームスローガン「VIVA(ビバ)」を発表した。漢字表記は「美破」。小久保裕紀新監督(52)が就任以来掲げている「美しい野球」に合わせたフレーズになった。ペイペイドームで発表会見に出席した指揮官は「実は50ぐらい(候補が)上がってきたんですが、一番目立つものだった。これがピーンと。言葉的にも響き的にも、新しくスタートするにあたっては、非常にインスピレーションがきた」と一目ぼれだったという。

「VIVA」はイタリア語で万歳の意味を持つ。「お祝いの場であったり乾杯の場であったりね。最終的に優勝することでファンのみなさんとこの言葉で盛り上がりたい。そういう思いです」。ロゴマークも珍しい立体型。意図について「ひとりひとりが同じ方向を向いて高い壁に挑んでいこうという塊。同じ方向を向く」と説明した。大命題の4年ぶりリーグ優勝を果たし、万歳できれば最高だ。

指揮官は美しい野球について、見た目や行動など「人それぞれが自分の中で求めていくもの」と説明。「ひとりひとりが美意識を持ちながら日々成長していく。3年間優勝していない壁を打ち破っていく」。このフレーズをナインがいつ使うかは「試合中はいらないです。勝った時ですね。試合中はあまり美しくない。試合後に」と唱和するタイミングも決めている。小久保ホークスが美しく、リーグ優勝と日本一奪回の壁を打ち破る。【只松憲】

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