阪神嶌村聡球団本部長(56)が27日、育成契約で20代前半の右腕2投手を獲得する方針を固めたドミニカ共和国での入団テストの詳細を明かした。今月中旬に5日間、同国の5会場で実施。「メジャーの下部組織くらいまでいって23、24、25歳の選手」とポテンシャルを秘める若手をターゲットとした。約70人の選手が参加。投手の割合が多かったと明かし、ベネズエラからの参戦もあったという。

スカウト役として、球団スペシャルアシスタントを務める藤川球児氏(43)ら5、6人を日本から派遣。14年打点王の元虎戦士、マウロ・ゴメス氏(39)が現地で運営を手伝い、同国出身のミエセスも球団関係者を送迎するなど一役買った。「来年以降もそういう形で続けたい」と見据える。テスト合格者は「基本的に行ってきた人間の推薦」と説明。岡田監督の承認も受けたドミニカンの2投手は、3月にも来日する。

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