日本ハム根本悠楓投手(20)が完成間近の新フォームで開幕ローテをつかむ。

29日、沖縄・名護の先乗り自主トレでブルペン入り。昨季よりテイクバックを小さくした投法で46球を投げた。「まあまあ、良かったかなと思いますけど、まだもうちょい良くなるかな」と手応えを明かした。

投球フォームの改良は昨秋のフェニックスリーグから取り組んでいた。きっかけは同僚の2年目右腕の投球フォームに刺激を受けたことだった。「元々、テイクバックは本当にちっちゃくて、高校の最後ぐらいにちょっと大きくなっちゃってから、ずっと直らなくて。気になって直したいなと思っていたんですけど、直せずにいて…。で、去年の金村さんを見て『いいピッチャーは、やっぱコレだよな』と思った」と金村のフォームの研究を始めた。

気付いた特徴をキャッチボールから実践。「腕を下げすぎずにここ(トップの位置)に持ってくるタイミング、腕の使い方」を意識して徐々に体になじませ、昨年11月に出場した侍ジャパンの国際大会でも好結果につなげていた。

新球のスラッターも徐々に良くなっているという根本は「だいぶ順調です」と笑顔。制球も力強さも増しそうな今季の道産子左腕は春季キャンプも初日からブルペンに「入ります。ちょろっと投げて」と調整し、チーム最初の実戦となる2月3日の紅白戦で先発する予定だ。

【関連記事】日本ハムニュース一覧