楽天早川隆久投手(25)が2日、侍ジャパン再選出を熱望した。

侍の井端弘和監督(48)がキャンプ地の沖縄・金武町を訪れ、ブルペンを視察。スライダー、フォークなど変化球を交え76球を投げ込んだ。「『シーズンでまた頑張ってアピールしてもらえれば』という話をいただいたので、秋にプレミア12もあるので、そういうところを目指してやっていければなと思っています」と決意を込めた。

昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップで、侍ジャパンに初選出された。1次リーグのオーストラリア戦で5回完全投球の鮮烈デビュー。さらに今オフはオーストラリアのウインターリーグに1カ月参加し、自信をつかんで帰ってきた。「自分はもう26(歳)の年になるので、ベテランの域にはならないですけど、中堅の中でチームを引っ張っていかないといけないと思います」。投手陣を背負っていく覚悟だ。

この日キャンプを訪れた井端監督は早川を高評価した。「昨年秋に来ていただいて、いいピッチングをしてもらって。大体力も分かっていますし、レベルアップしているなというのも分かっています」とうなずいた。

今季でプロ4年目を迎える。自己最多は21年の9勝だが、開幕投手候補の1人に挙げられる。「まずは、しっかり体が元気な状態でシーズンインできるように、体のコンディションを整えながらやっていければなと思っています」。侍ジャパンでの飛躍をきっかけに、楽天を代表する存在になる。【山田愛斗】

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