楽天ドラフト1位の古謝樹投手(22=桐蔭横浜大)が3日、初の投内連係で抜群の対応力を発揮した。

沖縄・金武キャンプ第1クール3日目。好フィールディングや鋭いけん制を披露した。「自分にしては上出来すぎ。もともと自分は投内はそんなに得意ではない方」と謙遜も、前日の宿舎では、サインの確認や起こり得るプレーをイメージしてきた。「結構、緊張した部分はあったんですけど、想定内で収まったと思います」。予習の成果に胸をなで下ろした。

16球を投げたキャンプ初日に続く2度目のブルペンでは、スライダーを交えて22球を投げ込んだ。「変化球は今日から投げ始めて、結構まとまりも出てきた」と手応えを示した。「次に入るときはキャッチャーを座らせてとかも考えながら自分のペースでやっていこう」と、より強度を上げる予定だ。

今江敏晃監督(40)は投手としての総合力を絶賛した。「僕が現役の時で考えると、ソフトバンクの和田さんの出所が見づらくてというのをイメージして、後ろから自分がバッターになったつもりで見てましたけど、明らかに見づらい」と球界を代表するレジェンド左腕を重ね、高評価した。

投内連係の動きも印象的だったという。「新人で、1発目で、マウンドでけん制とかパチンって、いい球を続けてやっていた。彼の持ってるものというのは、やっぱりかなりのものなのかなと期待してます」と指揮官。ドラ1ルーキーが先発ローテに食い込む可能性は十分にありそうだ。【山田愛斗】

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