激しい“カネモト”バトルは、両者持ち味を発揮した。開幕ローテ入りを狙う大卒2年目の金村尚真投手(23)と、高卒4年目の根本悠楓投手(20)が紅白戦に先発登板し、ともに2回3安打無失点、1奪三振、無四球と安定した投球を披露した。

金村は2回に無死一、三塁のピンチ招くも無失点に抑え「ヒットは打たれたんですけどミーティングで言われた通り、しっかりゾーンで強い球を投げて勝負できたので良かったんじゃないかと」。根本は「2月3日にしては、まっすぐも変化球もゾーンにいって良かった。もう少し変化球を伸ばして投げられれば、もっとファウルとか空振りも増える」と先を見据えた。

球場のスピードガンが“盛り気味”に表示され、金村の最速は152キロと掲示も、球団の計測は148キロ。仲の良い2人だが金村は「根本が『あれ(152キロ)出てないですから』って言ってきて。ちょっとイラっとした」。根本は「球速の争いはしてないですが、152と思ったら148しか出てなくて多分、落ち込んでいたんで。イラッとしたのであれば、謝っておきます」とニヤリ。互いにイジりイジられながら、力を高めていく。【永野高輔】

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