広島春季キャンプは6日、第2クール初日を迎えた。新外国人投手のトーマス・ハッチ投手（29＝パイレーツ3A）とテイラー・ハーン投手（29＝ロイヤルズ）の2投手に加え、韮沢、羽月、中村奨、二俣の4選手が1軍に合流した。今キャンプ晴れ間が差す天候の中で行われた練習後の新井貴浩監督（47）の談話は以下の通り。
－今日から若手野手4人が合流
新井監督 いい動きしていたんじゃないか。いい動きをしていたと思います
－中村奨選手は2年ぶり1軍
新井監督 いいスイングをしていたと思います。彼も背番号も変わって、気持ちも入れ替えていると思うので、楽しみに見ていきたいですね。
－登録も外野となった
新井監督 そうだね。本人から昨年の途中ぐらいかな。バッティングが持ち味だし、なかなかキャッチャーをやっていても順番が回ってこないので「バッティングで勝負させてほしい」と。高さんから聞いているし、いいんじゃないのと。もともと走力もある選手なので、バッティングもいいものを持っているし、走力もあるので、どんどんアピールしてもらいたいと思います。
－昨季は2軍で結果が出ても、1軍に定着できなかった。何が足りない
新井監督 昨年も少ないけど、1軍にいたときがあって、こっちとしても何かチャンスがあったときに使ってやろう、と思ってたけどなかなか順番が回ってこなかった。去年は10打席ぐらいでしょ。1軍の試合に昨年よりたくさん出られるようにアピールしてもらいたいね。
－第3クールまでで2次キャンプの切符が決まる
新井監督 そうだね。みなさんは「沖縄行き」とか「入れ替え」とかあるけど、こちらはいつも言っているようにずっと競争だと思っているから。沖縄行けなかったから脱落したとはまったく思わなくていいし、それはキャンプ、オープン戦にシーズン入ってもずっと続くから。こっちはそういう気持ちです。
－合流した新外国人のハッチ投手とハーン投手がブルペン入り
新井監督 まだ全力で投げてはいないと思うけど、バランスよく投げていたなと思います。期待していますよ。向こうの映像はチェックしているし、まだまだ。でも彼らには自分のペースでやってね、と言っています。
－両投手とも先発と中継ぎが両方できる。適性はこれからか
新井監督 そうだね。見極めていきたいね。実戦で見極めていきたいと思うし、こちらのブルペンの編成、全体的な編成を見て。特性もそうなんだけど、編成を見て決めていきたいなと思う。やっぱりブルペンはどうしても左が少なかったので、まだ誰が出て来るかわからないから探っていきたいと思います。
－予定になくブルペンに入った心意気
新井監督 そうだね。やる気になってくれているというのはシューリー（シュールストロム）やカントリー（エルドレッド）とかの駐米のスカウトから聞いているし、すごく性格も4人ともいいと聞いているので早くチームに慣れてほしいと思う。
－斉藤投手はブルペンで140球投げた。本人はアマチュア時代を含め練習では一番投げたと
新井監督 そこもやっぱり徐々に段階を踏んで、となると思う。彼は昨年高卒1年目でしっかり体をつくっていくところから始めようと。まだ2年目でステップアップしていく過程だと思うんですけど、よく投げてましたね。ちょっと疲れていたように見えましたけど、黒田さんも言ってますけど投げ込んで、投げ込んで、疲れてからどれだけ投げられるかがまた勝負だと思う。シーズンに入って100球でいきなりガクンと落ちましたって言ったらね。彼はこれから大きな期待を背負っているピッチャーなので、しっかり投げ込んで、追い込んでいくというのも2年目になってからやりましょう、という感じだったので。素直に、貪欲になってくれるのでいいと思いますね。
－この時期は投げ込んだ方がいい
新井監督 僕は野手なので、そこは分からないですね、経験したことないので。やっぱり黒田さんやこの間来て教えてくれた松坂大輔さんとかでも、すごく投げ込んでいたわけだから。毎日毎日投げ込めとは言っていないけど、やっぱりプロで結果を残して実績を残したピッチャーの方に話を聞いたら、みんな投げ込んでたと言う。やみくもに投げ込めとは言わないけど、体に覚え込ませる、しみこませるっていうのは、反復ってのは必要だと思う。バッターでもそうなんですけど、振り込みっていうのがある。最近は肩肘は消耗品だという考えもあるけど、そこらへんは臨機応変にやってもらいたいと思う。
