ボールがキレッキレで、つまみになる!? 日本ハム上原健太投手(29)が11日、キャンプ地沖縄・名護のブルペンに入り、仕上がりの良さをアピールした。

建山、加藤、武田投手コーチらに囲まれながら117球の熱投。建山コーチから「いいね~、加藤コーチも俺も、そのボールで一杯いけるわ~」と絶賛。加藤コーチは100球目のフォークに「ウワオ~」、ラスト117球目のフォークにも「い~ね~、ナイスボール」と、鋭い変化に驚いていた。

上原は7日の紅白戦で実戦初登板し、2回無安打無失点、1奪三振と好投。新庄監督は「テンポもいいし、タイミングも狂わせているし、ボールの質もいいし。オーラって自信だと僕は思う。おどおどしている投手だと大丈夫か? となるけど、上原くんは堂々とした感じで投げていた。ローテーションの中に加わってほしい1人」と評価されていた。

現在、日本ハムの開幕ローテーション5枠のうち、新庄監督は4人まで名前を挙げており、事実上残り1枠を、マーフィー、上原、北山、金村、根本、北浦、鈴木、生田目らで争う状況。激しい争奪戦の中、昨オフ結婚し自覚も芽生えた15年ドラ1左腕の調子が、日増しに上がってきている。