西武松井稼頭央監督(48)が、16日の春季キャンプ第3クールから、山野辺翔内野手(29)と育成のモンテル外野手(23)が宮崎・南郷で行うA班(1軍)に合流することを明かした。2人の選手について同監督は「秋も頑張ってくれてましたしね。実際、秋とまた春は違うだろうし。そういう意味でも、いい時間になると思う。気合は入っていると思う」と話した。

山野辺は18年ドラフト3位で入団しプロ6年目。昨季35試合に出場し、打率2割5厘。三塁手として7試合、左翼手として2試合、指名打者として1試合と、10試合に先発出場した。

モンテルは22年育成ドラフト2位の2年目。昨季は2軍で21試合に出場し、打率2割7分7厘をマークした。186センチ、88キロの大きな体を生かし、1月の自主トレから埼玉・所沢の球団施設でバットを振り込んできた。

第3クール最終日の19日には紅白戦も予定されており、絶好のアピールの場になる。松井監督は「気合が入りすぎても困るけどね」と笑いを交えながら「自分の持っているものを出してくれたらいいなと思う」と期待を寄せた。野手陣の競争に注目だ。【山崎純一】

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