開幕争い参戦だ。広島大瀬良大地投手(32)が沖縄2次キャンプ初日の15日、ブルペン入りして真っすぐを含め7球種、手術後最多となる58球を投じた。

最高気温25℃の沖縄でギアが上がった。捕手を座らせ真っすぐを3球投じると、カーブ、スライダー、カットボールを2球ずつ続けた。さらにツーシーム、フォーク、チェンジアップも投じて、腕の振り、球の回転を確認した。31球目からは今キャンプ初めてセットポジションから投球。「もうちょっとばらけるかなと思ったんですけど、思ったよりバランスよく投げられた」。復帰への階段を上がる充実のブルペンとなった。

昨年10月の右肘クリーニング手術からペースを抑え気味にリハビリを続けながらも、調整は順調に進んでいる。「何もなければ(シーズン開幕に)間に合うだろうという感じなので、そのまま行ってくれるように体の準備を怠らずにやりたい」。開幕ローテに間に合う見通しが立ったことで、6年連続開幕投手への期待も高まる。

新井監督は「慎重に行ってほしいと彼には言っている」と話しつつ、大役について問われると「開幕投手は言ったじゃん、日南で。何回も言わせないで。塹江」と煙に巻いた。

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