左臀部(でんぶ)の張りで別メニュー調整だったヤクルト村上宗隆内野手(24)が、屋外でのフリー打撃を再開した。16日、沖縄・浦添キャンプで59スイングで8本の柵越え。7日に全体練習を外れ、10日ぶりの屋外打撃練習で中堅のスコアボードに2発ぶち当て、最長はビジョン上に直撃する推定140メートルの特大アーチだった。「バッティング練習自体はそんなに良くなかったんですけど、まずはしっかり全体練習に入れましたし、外で打てたことが一番良かったです」と安堵(あんど)した。

3月6、7日に行われる「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 欧州代表戦」で侍ジャパンに選出された。高津監督からは判断を委ねられ、自身の意思で参加することを決断。東京五輪、WBCで頂点を知る主砲は「井端監督になって一緒にプレーしたことはないですし、11月にプレミア12もあるので、スムーズに入れるような形は僕自身も取りたいなと。その意味でも、一緒に試合ができればなっていうふうに思っています」と意気込んだ。

この日はシートノックで三塁の守備につき、フリー打撃後は外野でダッシュを繰り返すなど、順調な回復をアピールした。「まずはけがしてた部分をしっかり強化しつつ、試合に入っていける準備をすることが一番なんで。侍ジャパンの試合もありますけど、まずはこっち(沖縄)のオープン戦だったり、練習試合だったりっていうところに向けてやっていきたいなとは思っています」と先を見据えた。【久保賢吾】

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