楽天田中将大投手(35)が18日、笑顔で沖縄・金武キャンプを終了した。
最終日はブルペンに入り、座った捕手に今キャンプ最多となる69球を投げた。1球1球、リリースポイントやバランスを確認しながら、ストライクゾーンの両端へ直球、変化球を丁寧に投げ分けているようだった。
力はあまり入れていないように映った。ところが「前回よりも球速は出てました」。昨秋に右肘のクリーニング手術を受けた。復活の途上だが、今キャンプでの最速を記録。力感がなくてもスピードは出ている。「(ブルペンで捕手の)裏で見ている人からも言われました。投げている感じと、そんなにスピードが出ていたのかというギャップ。軽く投げているのに悪くなかったです」と明るく話した。
早く打者に投げたいか問われると「慌てずにやりましょう。無理にやってもしょうがない。徐々に、徐々に」。キャンプについては「順調に上げてくることもできたので、良かったと思います。元気に終わることもできた」と話した。