オリックスに昨オフの現役ドラフトで中日から加入した鈴木博志投手(26)が21日、宮崎キャンプでブルペン入りし、本来の直球が戻りつつあると手応えを口にした。

「強い球を取り戻したい」というのが今の大きなテーマ。シンプルな体重移動で、力を前に伝えることが課題だ。「この前の紅白戦では高めに浮いたりしていたけど、今日のブルペンで(ストライク)ゾーンに少しずつ強い球を投げられるようになってきた」と明るい顔。18日の紅白戦は2回を1失点だった。

この日は58球を力感たっぷりに投じた。「中日の時に比べて球数は少ないですよ。クールの日数が少なくて、それに実戦も入ってくるとピッチングの回数も前より減ってくるので。それでも(多めに)投げて感覚を良くしたい」と意気込む。次回は25日に台湾楽天との練習試合(SOKKEN)で登板を予定している。

中日では6年間で7勝11敗18セーブ15ホールド。22年から先発に転向し、同年5月28日の交流戦・オリックス戦で5回無失点と好投していた。