開幕投手に決まっている日本ハム伊藤大海投手が、沖縄・名護キャンプで初めてライブBPに登板した。当初は2イニングの予定だったが「投げ足りなかった」と、もう1イニング“おかわり”。打者10人を散発2安打に抑え「すごく順調。コントロールはアバウトでしたけど、気持ち良く腕を振れた」と手応え十分だった。

1球目に、この日最速の147キロを記録した。2イニング目には、通常のスライダーに比べて横に大きく曲がる新球スイーパーで伏見のバットをへし折り「良い反応。びっくりした感じだった」と満足げ。昨季、最も多くバッテリーを組んだ伏見は「特徴的な風(が吹く球場)だと、風向きによって縦変化がいい日、横変化がいい日がある。その日にマッチした球が使える」と新たな武器を歓迎も、バットを折られ「挽回のチャンスがないのが悔しい。あいつが投げている時に僕が打って助けてあげられるように」と苦笑いだ。

開幕戦に合わせて金曜日中心のローテで調整予定の伊藤だが、23日に練習試合が組まれているため、1日前倒しで実戦想定の練習で投げた。「真っすぐを投げきるというのを次の登板から意識していきたい」と、先を見据えた。【中島宙恵】

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