DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、初めてのキャンプを“打ち上げ”た。沖縄・宜野湾での練習日の全日程を終え、23日からは締めの実戦期間に突入する。毎朝の早出練習で行ったウエートトレーニングで体脂肪率も落ち、体は絞れた。日焼けした肌と手のマメから鍛錬の日々がにじむ。「ファンの方が練習試合でもたくさん来て応援していただいた。プロ野球ってすごいんだなと思ったし、恩返しできるように頑張りたい」と引き締めた。

実戦6試合に出場して16打数5安打で打率3割1分3厘。一定の手応えを感じながらも、打撃、守備、走塁ともに納得するには程遠い。キャンプの自己採点は「トータルで見たらまだまだ。30点くらいです。まだまだ自分ならやれると思って、日々向上心を持ってやりたい」と、70点の伸びしろを自らに課した。

23日ヤクルトとの練習試合(浦添)では、父博文さん(52)の古巣と初対戦する。父の元同僚らが首脳陣にずらりと並ぶ光景に「不思議ですけど、楽しみもありますし、まずはあいさつ回りからやりたい」とニヤリ。“野球漬けキャンプ”の成果を全身でぶつける。【小早川宗一郎】

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