ブレーク候補、み~つけた! 日本ハム新庄剛志監督(52)が、期待の戦力をピックアップした。24日にキャンプ最終日を迎える2軍戦力を沖縄・国頭から名護に招き、韓国・サムスンとの練習試合で最終チェック。采配を稲葉2軍監督に託して「国頭組が最後なので、アピールする選手を見たいなと思って、ベンチ裏から見させてもらいました」と、自身は後方からじっくり戦況を観察した。

主に国頭組でオーダーを組んだ野手では、故障からの復活を狙う浅間と、高卒3年目の阪口が大活躍。20日の2軍練習試合サムスン戦でも3安打4打点だった浅間は、この日も3安打2打点とバットが止まらない。「左投手から打ったことがアピールポイントになった。昨日、国頭でノックや走塁を見ていたら、動きにキレが戻ってきていた。打撃にもキレが出て結果も出てきた。今のところは順調」。主力になれる背番号8に期待を膨らませた。

次代のスラッガー候補、阪口は本塁打が出ればサイクル安打の3安打1打点だった。打って良し、走って良しで、新庄監督が重視する、ベースを回る時の「膨らまない走塁」を体現。「その辺をやってくれと試合中に言ったら、阪口君はしっかり出来ていた」と満足げだ。投手陣では右の田中瑛と左の北浦の仕上がりに「良いところを見せてくれました」と、うなずいた。

天候に恵まれ「本当に満足出来たキャンプ」も残りわずか。アピール合戦はこれからが佳境。2軍だけの練習試合を含め、対外試合7連勝で24日からのオープン戦に臨む。【中島宙恵】

▽日本ハム浅間 センターから反対方向に(安打が)出たので中身のある打席だった。(昨年3月に左足首手術も盗塁を決め)中間走もスピードに乗っていた。いい方向に向かっている。

▽日本ハム阪口 稲葉さんに毎日マンツーマンで(打撃を)教えてもらっていて、ちょっとずつ形になってきた。スイングの軌道やボールを待つ場所を具体的に教えてもらった。下で結果を残さないと上に上がれない。ずっと打ち続けられるようにやっていきたい。

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