オリックスの新外国人アンダーソン・エスピノーザ投手(25=パドレス3A)が3者連続三振の来日実戦デビューだ。DeNA2軍との練習試合で6回に登板。育成高見沢を空振り三振、梶原と森は見逃し三振に斬った。1回無失点で、最速は151キロをマーク。陽気なベネズエラ出身右腕は笑顔で振り返った。

「全部狙ったところに投げられた。しっかりコーナーを突けた。日本で初めての対外試合だったけど、うまく投げられたよ」。開幕ローテは宮城、山下、東、田嶋の4人がほぼ確実。残り2枠を山岡、曽谷、カスティーヨらと争う立場だが快投でアピール。入団会見で目標に掲げたノーヒットノーランに前進? した。

21日の練習後には外国人全選手と通訳の約10人で焼き肉店で栄養補給。「すごくおいしかった。支払いはマーウィンがしてくれたんだ」と来日2年目のゴンザレスに感謝した。

「日本食が好きなのでランチではラーメンを必ず。ハシは日本人みたいにうまく使える。野球のボールの扱いの方がうまいけどね」

言葉通りの制球力を示した。左足が三塁側に踏み出すインステップから、クロスファイア気味に左打者3人の胸元を突いた。2度のトミー・ジョン手術で17年から4年間は試合で投げられなかった苦労人。異国の地でひと花咲かせたい。【大池和幸】

▽オリックス・カスティーヨ(昨季ロッテ所属の右腕はこちらも初実戦。先頭に四球も1回無失点)「直球とシンカーの感覚を確認しながら投げた。それができて良かった」

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