広島にとってオープン戦2試合目となった巨人戦は、投手陣が失点を重ね、完敗となった。ただ、収穫もあった。新井貴浩監督(47)の一問一答は次の通り。
-ハッチについて
「今日は初めての対外試合かな。マウンドに上がれたというのが収穫じゃないですか。ボール自体は強いボールを投げていたと思います」
-走者を置いての投球
「そこらへんはピッチングコーチが言っているし、本人が今日、対外試合でマウンドに立ってランナー出して、そのクイックの重要性だとか経験できたんじゃないかなと思います」
-斉藤について
「まぁまぁ、ね。抑えても打たれても彼の場合は勉強。話を聞いても『緊張しました』と言っていたし、今日の経験をまた明日からの練習につなげてもらいたいと思うよね。2イニング目はテンポも良かったんじゃないかと思います」
-今後について
「それはこれからピッチングコーチと話し合って決めたいと思います。まぁ彼の場合は、まだ高卒2年目。じっくり成長していってもらいたいなと思います。そういう意味では今日、彼にとっていい経験になったんじゃないかなと重います」
-1イニングで51球。交代の選択肢は
「なかったね。本来3イニング行ってもらう予定だった。球数がちょっとかさんだんで。まぁでも、次のイニングもね。あのまま降りても、本人ちょっとね。納得いかないと思うし、もう1回いって代わろうと」
-それによって森浦が2イニング
「そう。良かったね、森浦。いいピッチングだったと思います。彼も上がって来ていると思う。去年の悔しさもあると思うし、今日の2イニング、すごく良かったと思います」
-これまで左打者を苦手にしていた
「そこらへんも、いい感触、手応えをつかんだと思います。またこれを継続していってもらえればと思います。本人も『いい感触でした』と言っていたので。また次につなげてもらいたいと思います.本当にナイスピッチングだったと思います」
-(新外国人の)シャイナーがフル出場
「明日、残していくから。明日、こっちで打ち込みという形なので、今日は全部打席に立ったということ。彼の場合もどんどん打席に立ってアジャストしてもらいたいなと思います」
-久保が課題の打撃で2戦連続安打
「いいね。しっかりと強いスイングができているし、速い真っすぐに対してもね。あと、凡打の内容もいいよね。惜しかったなという内容が多い。修も、間違いなくバッティングは良くなっていると思います」
-午前中の練習に栗林の姿が
「メディカルチェックが元から決まっていた。別にどこか悪いとかではなしに、このタイミングでメディカルチェックをやりましょうというのは決まっていたから、別に問題ない。明日からも普通に練習します」
ー-斉藤にはどういう声かけを
「どうだったの? 緊張しましたと。いい勉強になったんじゃないの、みたいな感じ」
-今日に関しては、ハッチは空振りが取れなかった。本人がどうというより、巨人打線がしっかり球を見ているからか
「粘り強く、追い込まれても逆方向を意識してコンパクトにスイングして対応してきているな、と感じましたね。もともとハッチもボールを動かしながら、動かすピッチャーだと思うので、そこに関してはまだこの時期だしハッチも上がってくると思うので気にしていない」
-島内の仕上がりは
「見ての通りだよ。島内いいじゃん。矢崎もエラーがあったけど、いいボールがいっていたと思う。矢崎、島内は関しては順調にきているんじゃないですか」
-菊池が初安打
「順調じゃないですか。彼らの場合は調整段階だから」
-明日は沖縄でのラスト実戦
「ファームで調整しているメンバーがいるので、そこらへんは少しずつ倉敷あたりで。連絡をとっているので動きがあるのかな」
-(巨人の)阿部監督は年下。年下の監督はなかなかいなかったが
「全然年下だとか、年上とか思っていないし、関係ないでしょう。コーチだとか指導歴は彼の方が全然長い。指導者として先輩だと思っている」